桜島小みかんとは?
桜島小みかんは、ギネスブックに世界一小さいみかんとして登録されている、きわめて小粒なみかんです。
品種は東日本では紀州みかん、西日本では小みかんと呼ばれるものとほぼ同じ品種です。
ほぼと書いたのには理由があり、理由については次の項目で説明します。
歴史的にみると島津義弘公が文禄慶長の役(1592~1598年)の際に朝鮮から持ち帰ったという説や、慶長5年(1600年)関ヶ原の戦いの後、紀州から持ち帰ったという説があります。
では、紀州みかんや小みかんは桜島小みかんなのかと言うと、答えはNoです。
桜島と名前が付いている通り、桜島小みかんは桜島島内の一部の地域で生産された小みかんの事を桜島小みかんと呼びます。
2017年に国が認めたGIブランドとして桜島小みかんが地理的表示の登録をした事により、この定義が明確化された事になるかと思います。
桜島小みかんは美味しいの?
桜島小みかんは柑橘としての糖度も高く甘く優しい味わいを持っています。
ジョウノウは少し固めですが、しっかりしたジョウノウにたっぷりの果肉が詰まっています。
果肉は柔らかく食味、食感共にバランスの取れたみかんです。
みかんとしての香りが非常によく、地元では桜島小みかんの皮を刻んで薬味として利用します。
桜島小みかんの対象地域
対象地域は次の通りです。
鹿児島市桜島横山町、桜島白浜町、桜島二俣町、桜島松浦町、桜島西道町、桜島藤野町、桜島武町、桜島赤生原町、桜島小池町、桜島赤水町、新島町(平成16年10月31日時点における行政区画名としての鹿児島県鹿児島郡桜島町)
桜島小みかんのGI登録による弊害
先の項目でお話した通り、桜島小みかんは2017年に国が認めたGIブランドとして登録されました。
これにより、桜島小みかんはみかんとしてのブランドを確立するに至りましたが、このGI登録により農家へ多大な弊害が発生する事になりました。
詳しくはこちらを参照していただきたいのですが、2023年11月10日から特定の規制が入り、ある条件下以外で桜島小みかんという名称の販売が出来なくなります。
その条件とは、GIブランド登録をしたJAから許可のないものが桜島小みかんの商品名で販売する場合は、「GI登録商品ではありません」の一言を付ける必要があります。
他にもいくつか条件がありますが、今後JAを通さない農家の直販はこの文言が付いて回ることになります。
この記載をすると、桜島小みかんではないものを販売しているように感じてしまいますが、商品は今までと全く同じ桜島小みかんです。
桜島小みかんを購入する場合は、どこで生産されているものか産地を確認して購入いただければと思います。
池田農園の桜島小みかんは桜島の品評会で入賞
先にも書いた通り、桜島小みかんは桜島のみで生産される非常に特殊な地域限定の特産品です。
池田農園の桜島小みかんは桜島で行われた、ふるさと秋祭り品評会にて度々入賞を果たしてた果実です。
今ではその品評会も無くなってしまいましたが、その頃の味は今も守って作り続けています。
くわしくはこちらをご覧ください。
桜島小みかんの旬は?
12月~1月にかけておいしい小みかんを食べることが出来ます。
12月はお歳暮として非常に需要が高く池田農園では収穫前にほとんどの桜島小みかんを予約で売り切ってしまいます。
ご購入される方は早めのご予約をオススメいたします。
最高の味を自宅にお届け
池田農園では、12月頃から桜島小みかんのネット通販を行っています。
数量限定で事前予約も行っております。
商品がなくなり次第終了となりますので、ぜひお買い求めください。