はるみとは
はるみは『清見』と『ぽんかん(ポンカンF-2432)』の交配によって1999年11月に品種登録されたみかんです。
同じような交配のみかんとして、デコポンがあります。
デコポンは『清見』と『ポンカン(中野3号ポンカン)』の交配によって誕生しました。
なので、はるみとデコポンは腹違いの兄弟のような関係になります。
そのような関係にあるはるみは、人気のあるデコポンと同様にとても美味しいみかんです。
見た目もデコポンそっくりで、初めて見た人はデコポンと区別がつきにくいみかんです。
はるみの特徴
はるみの特徴は、なんといっても、果肉のつぶつぶ感です。
一つ一つの果肉の粒がしっかりと果汁を包み込んでおり、口に入れた時に果汁があふれ出してきます。
さらに、果肉がしっかりとしているので、みかんの食感が楽しいみかんです。
種も少なくパクっと一房を丸ごとたべやすいです。
皮も非常に柔らかく外側の皮は手で簡単に剥け、内側の皮はそのまま剥かなくても食べられます。
内側と外側の皮ははがれやすく、一房ずつ簡単に取り分ける事もできます。
さらに、はるみは非常に生産数が少なく、2017年の出荷量はデコポンの約1/10ほどです。
それだけ出荷量が少ないので、なかなか店頭に並ぶ事も少ないみかんです。
珍しいみかんなので、ちょっと他の人と違った贈り物などを考えている方には、大変喜ばれています。
はるみの糖度は?
はるみは、晩柑と呼ばれる年明けに出回るみかんで、晩柑のみかんは貯蔵が効きやすく、長期間貯蔵することで酸味が抜けて甘さが増していきます。
2月下旬や3月上旬ごろになると、品物によっては糖度が14度や15度まで上がり、非常に甘いみかんに変わっていきます。
最初はすっきりとした味わいが楽しめ、終わりの頃には濃厚な甘みが楽しめる非常に魅力のあるみかんです。
はるみの旬は?
はるみは、その名前の通り春頃食べられるみかんです。
大体、立春前後の2月上旬から出荷が始まり、3月頃まで出荷が続きます。
池田農園でも2月から出荷を開始して、商品がなくなり次第終了になります。